ちょっとした印鑑の事件

経過を例え話にして説明すると
①営業担当者が注文書を書くと、まず取りまとめの事務に渡す。
②そこで誤字・脱字等のチェックをしてから私の事務所に渡す。
③ここで発注・手配を行い、お客様宅へ配送となるわけだが。
オバサンは、この③のところが止まっているから責任を取れと言っていたのだ。
だが実際は②のところで止まっていた。営業事務所内で止まっていたのだ。
その経緯を裏付ける管理簿などとも見つかり
結局自分たちの印鑑で自らの首を絞めていただけだったのである。

ところがオバサンは引き下がらない。
この1ヶ月、私がどんな思いで配送を待っていたのか
このあと自分がお客様に怒られるのがどれだけ恥ずかしいか
そんな事を延々と語り始めた。
キタが配送日を決めているわけではない、自分たちが悪いのだから仕方ないはず
と何度説明してもわかってくれない。というか、わかろうとしない。
喚いてゴネれば何とかなると思っているらしい。
とうとうウチの課長が出てきて営業担当者を出入り禁止にしてしまった。

やれやれ、と思ったのも束の間。翌日から今度は内線電話が鳴り始めた。
「まだできないんですか!」
「私が配送所に話つけに行きますからツジツマ合わせてよ!」
「誰か他の人のを後回しにすればいいでしょ!」
配送業者は違う会社だし、そんな事をすれば取引先の信用はガタ落ちだ。
契約にない事を強要したら犯罪にもなりかねない。会社を潰す気か?
それでも「私がどんな気持ちで」と繰り返すので
無理!と電話をたたき切り、以降内線には手をつけないようにした。